未来の健康は今日つくる。未病を防ぐ暮らしかた

「病気ではないけれど、なんとなく不調を感じる——。」そんな経験はありませんか?

朝起きても疲れが取れない、胃腸の調子がすぐれない、気分が落ち込みやすい…。このような「未病」の状態を放っておくと、やがて本当の病気へとつながることも。大切なのは、"今の自分の小さなサインに気づくこと"。

健康は、今日の積み重ねでつくられるもの。未来の自分が心地よく過ごせるように、毎日の暮らしのなかでできる未病ケアを取り入れてみませんか?

1. 朝の習慣で、一日のリズムを整える

目覚めたらまず白湯を一杯。寝ている間に冷えた内臓がじんわりと温まり、消化の働きがスムーズになります。東洋医学でも推奨されるこの習慣は、体の巡りを良くし、未病を防ぐシンプルな方法のひとつです。

また、朝の空気をゆっくりと深呼吸することで、一日のエネルギーが体中に巡り、心もすっきりと整います。さらに、自然の光をしっかりと感じることで体内時計がリセットされ、眠気が和らぎ、活動モードへと切り替わるのを助けてくれます。こうした小さな積み重ねが、健やかな一日をつくるのです。

2. 体を温める食事で「巡り」をよくする

冷えは未病の大きな原因のひとつ。普段の食事で体を温め、巡りを良くすることを意識しましょう。

例えば、味噌や納豆、甘酒といった発酵食品を取り入れることで腸内環境が整い、消化の働きがスムーズになります。また、にんじんやごぼうなどの根菜は体を内側から温めてくれる食材。温かいスープや煮物に取り入れることで、冷えにくい体をつくります。

さらに、飲み物にもひと工夫を。甘酒や生姜湯は、手軽に取り入れられるうえ、体をじんわりと温めてくれる心強い味方。日々のちょっとした意識で、冷えに負けない体へと整えていきましょう。

3. 「気・血・水」のバランスを意識する

東洋医学では、「気(エネルギー)」「血(血液)」「水(体液)」の巡りが大切だとされています。

「気」を整える

――ストレスを溜め込まないこと。
ストレスが過度に溜まると、体が疲れやすくなったり、イライラしやすくなります。深呼吸をしてリラックスしたり、ハーブティーで心も体も緩める時間を作ることが、「気」の巡りを良くします。

「血」を巡らせる

――適度な運動と鉄分を摂ること。
血流を良くすることで、体の隅々に栄養が届き、活力が湧いてきます。無理なく続けられる運動と、ほうれん草やレバーなど鉄分が豊富な食材を意識して食事に取り入れましょう。

「水」を流す

――白湯を飲むこと。
白湯は体を内側から温め、体液の循環を良くします。また、塩分を控えめにすることも、むくみや体内の水分バランスを整えるために大切です。

おすすめの未病予防レシピ

時間がない日でも簡単に作れる、未病予防に効果的なレシピをご紹介します。

発酵食の具だくさん味噌汁

材料(2~3人分)

  • 味噌:大さじ2
  • だし:500ml
  • 豆腐:1/2丁
  • ほうれん草:1/2束
  • しいたけ:3個
  • にんじん:1/2本
  1. 鍋にだしと大きめに切ったしいたけ、にんじん加え中火で煮込みます。
  2. ほうれん草を食べやすい大きさに切り、豆腐を一口大に切ります。
  3. 野菜が柔らかくなったら、味噌を溶かし入れ、豆腐とほうれん草を加えてさらに煮ます。
  4. ごま油(お好みで)を加えて香りをつけ、温かいうちにいただきます。

納豆とほうれん草の満腹サラダ

材料(2人分)

  • 納豆:1パック
  • ほうれん草:1束
  • きゅうり:1本
  • 醤油:小さじ2
  • オリーブオイル:大さじ1
  • 酢:小さじ1
  • みりん:小さじ1
  1. ほうれん草をさっと茹でて、水気を絞り、食べやすい大きさに切ります。
  2. きゅうりを薄切りに、納豆は添付のたれを加えてよく混ぜます。
  3. 醤油、オリーブオイル、酢、みりんを混ぜてドレッシングを作ります。
  4. ほうれん草、きゅうり、納豆をボウルに入れ、ドレッシングをかけて完成です。

甘酒と豆乳のホットドリンク

材料(1人分)

  • 甘酒(無添加):100ml
  • 豆乳:100ml
  • シナモン:少々
  1. 甘酒と豆乳を鍋に入れて温めます。
  2. 温かくなったら、シナモンを加えて混ぜます。お好みではちみつで甘さを調整します。温かいうちに飲んで、体を内側から温めましょう。

未来の自分に、心地よい毎日を贈ろう

未病ケアは、特別なことをする必要はありません。
白湯を飲む、温かい食事をとる、深呼吸をする、スマホを控えて眠る——。
小さな習慣が、5年後、10年後のあなたの健康を支えてくれます。

「ちょっと疲れやすいな」「なんとなく調子が悪いな」
そんなときこそ、自分を労わるタイミング。

未来の自分が「心地いい」と感じるために、今日からできることを1つずつ始めてみませんか?